デジタル時代のサービスマネジメント

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2017.05.15

“両想い” でなければ実現しない戦略的資産としてのIT

ITIL®サービスストラテジ (SS 3.2.5.3戦略的資産)では、「ITは戦略的資産と“見なされなければならない”」と書かれている。これは、誰から見なされなければならないかと言えば、事業からである。もう少し明確に表現すれば経営者からである。

 

「ITが戦略的資産と見なされるように一所懸命に頑張れば、そう見なされるようになるの?」

 

ITIL®のサービスマネジメントの観点では、IT自らが戦略的資産と見なされるようにサービス資産(能力とリソース)を事業価値に結びつけるようにサービスマネジメントしなさいということなのだが、これはITだけが頑張っても片想いの関係でしかない。

 

図1

 

 

一方、ITガバナンスの観点では、「ITを戦略的資産と ”見なしなさい” 」と表現されている。つまり経営者は、ITを戦略的資産として事業価値を生むようにガバナンスしなさいということである。ガバナンスすることで、価値, リスク, 資源の最適化を実現するための指示/方向付けを行い、ITはそれに合致したサービスマネジメントを実施する。

 

このことから言えるのは、ITIL®サービスストラテジの領域は、ITだけで実現できるものではなく、経営者によるITガバナンスがあって初めて実現するものである。それは、どちらかと言えば、経営者のITガバナンスが先であり、それを実現するためのマネジメントとしてITIL®のサービスストラテジによってそれを支援するのである。

 

これからの時代、どんどんビジネスとITはビジネスサービスとして統合されていく。そんな時には、ITガバナンスとITIL®サービスストラテジの統合されたITガバナンスフレームワークの構築は不可欠である。

 

それは経営者とITの両想いによってのみ実現することができる。

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